危ない中途入社社員　～そのタイプを見抜け～

昔に比べ転職する人が増えました。

私も少なくとも２回は転職経験があり、いずれも中途入社の人たちを多く採用していた会社
だったので、行った先で、他社から転職してきたいろいろな人たちと出会いました。

その中には今でも友人として親しくしている人もいれば、
２度と付き合いたくないと絶交している人もいます。

転職者は、転職先で、即戦力なので早く成果を出してくれと言われているとか、
経営者や他者から評価されたいとか、早く手柄を立てたいとか、リーダーシップを発揮したいと
思っている人が多いため、道義的に？と思われるようなこともなりふり構わず行うことが
あります。

以下に、そのよくあるパターンを示しておきますので、
兆候がありそうな人は、見分けて、早めに対処した方がいいと思います。

先日出会った人は、私のコンサルが終わるころにその会社に入った人で、
コンサル結果のまとめを依頼しておいたら、
私が使ってきたフレームワークと別のフレームワークを使ってまとめを出してきました。
それで、私から、「違うフレームワークを使ってまとめを行ったら、混乱するでしょう」
「まとめ用のワークシートを差し上げますから、これを使ってまとめ直してください」
とやり直しを依頼しました。

そして、しばしあって、
「まとまりました。これが最終版です」
と言って出してきました。

見たら、直っていなかったのです。

さらに、これまでの成果物には一言も書いていないような自分独自のキーワードを使っていました。

そして、最終版と言いながら、周りの誰にも相談・確認をせず、
彼個人の最終版を直接私に出してきたのです。

私は早速知っている周りの人に確認して、
「これどうなっているんですか？」
と尋ねたら、
「いや何も相談を受けていないです」
とのこと。

どうも、勝手に私との間だけで、最終まとめにして、
片付けようと思っていたようです。

なので、前から知っているその会社の人に、
彼と別途話をしてもらって、
態度を改めてもらうようにしました。

この手のタイプの人は、下記のタイプの２．上と下の間に入って情報操作する
に相当する人です。

要注意人物です。

私は、外部のコンサルタントなので、その会社との付き合いは一時的ですが、
そういう人と長く付き合っていかなければならない社内の人は大変だと思いますので、
放置しないように、きちんと心根も含めて改めてもらう必要があります。
でないと被害を受ける人が出て来て、当人ではなく、被害を被った人が会社を辞めていく
というような本末転倒のことが起きかねないです。

Follow me!